AIM30とグランツ(GRANDS)を5つの項目で徹底比較！

この記事では、人気のキャットフード「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を5つの項目で比較しています。

キャットフードの種類が多すぎて、何をえらんで良いか悩んでいませんか？
家族の一員である、大事な猫にとって安心・安全なキャットフードを与えてあげたいですよね。

キャットフードを選ぶときの基準になる、「価格」、「原料」、「栄養素」、「添加物」、「食べやすさ」の5つの項目で比較してみました。

健康を考慮したキャットフードをあげるのは、もちろん重要ですが、猫ちゃんがおいしく食べてくれるのも大事な要素です。

今回の記事が、あなたの猫ちゃんのお気に入りを見つける手助けになれば幸いです。

「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を５つの項目で比較しました！

1.価格で比較	通常料金や送料とともに、定期購入やサンプルについて比較してみました。
2.原料で比較	使用している原料やグルテン、グレインフリーを比較してみました。
3.成分で比較	栄養成分で比較してみました。
4.添加物で比較	保存料などの添加物が含まれているか比較してみました。
5.食べやすさで比較	それぞれのサイズや形から食べやすさを比較してみました。

上記の５つの項目で「AIM30」、「グランツ(GRANDS)」を比較してみました。

知りたい項目からチェックできるようにクリックして飛べるようになっています。

1.「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を価格で比較！

やはり一番気になるのは価格ですよね。
できれば価格を気にせず、良いものを与えたいですが、毎月の出費なので、高いものは手が出づらいです。
ましてや多頭飼いなら、消費も早く、購入量も増えます。２つの価格を比較してみましょう。

通常価格

AIM30は1.2kgで2,754円で、グランツと比べると約2分の1ほどの価格です。

グランツは、1.5kgで4,950円。
原料に良質な食材を使用しているプレミアムフードなので、価格は高めです。
原料については次の比較で説明します。

AIM30は1日あたりのえさ代も133円で、コストパフォーマンスが高いですね。

定期購入

AIM30には定期購入がありません。
ほかのキャットフードは、アマゾンの定期おトク便が利用できますが、AIM30は適用できません。

グランツは、定期購入すると、継続数ごとに割引率が上がっていき、最大20%オフになります。こちらも個数や周期も変更可能です。

少しでも安くプレミアムフードを購入したい人には定期購入がおすすめです。

お試しサンプル

AIM30のお試しサイズは80gです。アマゾンでもこの少量サイズは手に入りますが、2000円以下で送料がかかってしまうので、注文する際は注意しましょう。
オンラインショップだけではなく、ペットショップなどでも手に入るので、お試しはしやすいです。

グランツにもお試しサンプルがあります。さらに、送料無料です。
1袋100gで3つの味がお試しできます。1度のお試しで違う味が試せるのは嬉しいですね。

2.「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を原料で比較！

原料が粗悪だと、猫の健康に影響を及ぼす恐れがあります。
また、アレルギーを引き起こす原料が入っていないかを確認するのも大事です。

	AIM30 室内成猫用 健康な尿路・毛玉ケア チキン	グランツ(GRANDS) チキン&サーモン
原料	トウモロコシ、グルテンミール、 チキン、ビーフ、ポーク、動物性油脂、 小麦粉、フィッシュエキス、 ローストアマニ、食物繊維、 植物性油脂、酵母、 チキンレバーパウダー、 おからパウダー、 まぐろ・かつお削りぶしパウダー、 乳酸菌、アガリクス、クランベリー、 セサミン、 ミネラル類（P、Na、Cl、Ca、K、Zn、 Fe、Cu、Co、Mn、I）、 アミノ酸類（シスチン、メチオニン、 タウリン）、 ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、C、 D3、E、K3、コリン、ニコチン酸、 パントテン酸、ビオチン、葉酸）、 調味料、 酸化防止剤（ミックストコフェロール、 ハーブ抽出物）	脱水チキン 30%、フレッシュチキン 15%、 脱水サーモン 14%、チキンファット 10%、 チキンプロテイン 2%、サーモンオイル 0.8%、 さつまいも、じゃがいも、エンドウ豆、 チコリ、マンナンオリゴ糖、ビール酵母、 ユッカエキス、クランベリー、 ブロッコリー、ブルーベリー、 グルコサミン、 コンドロイチン（サーモン由来）、 ビタミン類(A、B、D3、E)、 アミノ酸(タウリン、L-カルニチン)、 ミネラル類(銅、ヨウ素、鉄、マンガン、 セレン、亜鉛)

動物性タンパク質

原料は使用されている量が多い順に記載されています。

AIM30の主原料は穀物です。これが価格が安い理由ですね。
猫は穀物に含まれる炭水化物を、うまく消化できません。
また、小麦粉やとうもろこしはアレルギーを引き起こしやすいので、アレルギー体質の猫には注意しましょう。

猫は肉食動物で動物性タンパク質の摂取が必要です。
主原料に植物性タンパク質を使用しているのは残念なポイントです。チキン味ですが、チキンのほかにもビーフやポークも使用されています。動物性油脂と記載されている場合は、使用されている動物の種類などが不明です。
こちらも注意したいポイントですね。

グランツは総合栄養食のドライフードです。チキン&サーモンは全年齢に対応しています。

原料の70％以上がお肉です。サーモンやフレッシュチキンなどの良質な動物性タンパク質を使用し、アミノ酸、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれています。高タンパク質で低糖質なキャットフードです。

野菜・果物・そのほか

AIM30には、野菜や果物の使用は少ないです。

尿路の健康維持に配慮して、クランベリーが含まれています。
シュウ酸結石症の猫にはおすすめしません。

また、食物繊維が豊富なおからパウダーや、腸内環境を整える乳酸菌が使用されています。
便通の促進や、毛玉の形成を抑える効果が期待できそうです。
さらに、免疫力を高めるアガリクスも含まれているので、猫の健康をサポートするさまざま成分が配合されています。また嗜好性の高い、かつお削りぶしパウダーが含まれているので、食いつきも期待できそうです。

グランツは、サツマイモやジャガイモを使用し、食物繊維が豊富です。
その他には、ブロッコリーやチコリなどの野菜も含まれています。
尿路の健康をサポートするクランベリーやブルーベリーが配合されています。
ただし、クランベリーが使用されているので、シュウ酸結石症の猫には与えられません。

さらに、お腹の調子を整えるマンナンオリゴ糖やビール酵母の配合。
コンドロイチンやグルコサミンは関節の健康維持が期待できます。

グランツは、肉や野菜、果物のバランスがそろっていますね。
猫の健康に配慮し、良質な原料を使用したキャットフードです。

グレインフリー

グランツは、小麦やとうもろこし、米などの穀物を使用していません。
グレインフリーのキャットフードです。穀物アレルギーのある猫にも安心です。

猫は穀物の消化がしづらいので、猫の体にやさしく作られています。

3.「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を栄養素で比較！

原料に含まれる栄養素を比較してみましょう。

	AIM30 室内成猫用 健康な尿路・毛玉ケア	グランツ(GRANDS) チキン&サーモン
成分	タンパク質:31.0％以上、脂質:10.5％以上、 粗繊維:4.0％以下、灰分:9.0％以下、 水分:10.0％以下、マグネシウム約0.085％、 リン約0.9％、カルシウム約1.0％ 代謝エネルギー 320kcal / 100g	粗タンパク質:36.0%以上、脂質:17.0%以上、 粗繊維:4.50%以上、粗灰:8.50%以上、 水分:10.0%以上、 オメガ6脂肪酸:0.70%以上、 オメガ3脂肪酸:0.50%以上、リン:1.10%以上、 マグネシウム:0.09%以上、 ナトリウム:0.60%以上、 カルシウム:1.60%以上 代謝エネルギー 361kcal / 100g

AIM30はタンパク質が31%以上ですが、主原料が植物性タンパク質の穀物です。

グランツは、原料の70%以上がお肉なので、動物性タンパク質を多く含んでいます。

猫は肉食動物なので、動物性タンパク質が必要です。
必要な栄養を摂取できるのは、グランツです。

AIM30は、尿路健康に配慮し、マグネシウムが豊富に配合されています。

グランツは、皮膚や毛並みの健康をサポートする、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸が配合されています。毛玉の形成を抑える食物繊維も豊富です。吐き戻しが減りそうですね。

代謝エネルギーはどうでしょうか？

AIM30のほうがカロリーは低めです。低脂質なので、体重を減らしたい猫におすすめです。

グランツは361kcalです。動物性タンパク質を多く含んでいますが、少し脂質が多めなので、肥満予防のために、与えすぎに注意しましょう。

AIM30にはA-30が配合

AIM30の特徴はA-30というアミノ酸が配合されていることです。
A-30は、AIMという血液中に存在するタンパク質の働きを助ける成分です。
AIMは腎臓に溜まったゴミに付着して、体の外に排出する働きがあります。
しかし、猫はAIMの働きが強くありません。腎臓にゴミが溜まりやすいとされています。
A-30はAIMの働きを助け、ゴミの掃除を促し、腎臓の健康維持に効果があります。

猫の腎臓の健康に配慮したキャットフードです。総合栄養食であり、療養食ではありません。
すでに腎臓病のある猫は、かかりつけの獣医のアドバイスにしたがって、フードを選びましょう。

4.「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を添加物で比較！

体に悪い人工添加物は、猫の体に負担をかけます。いつまでも健康で長生きしてほしいのが、すべての飼い主の願いですよね。

AIM30は、原料に調味料が含まれています。食いつきを良くするために使用される添加物です。具体的な成分が不明のため、猫の体に負担のかかる化学調味料を使用している場合もあります。酸化防止剤も使用されていますが、植物由来のミックストコフェロールとハーブ抽出物です。

グランツは保存料や着色料、香料などの人工添加物を一切使用していません。
また、遺伝子組み換え食品も不使用です。猫の安全が配慮されています。

グランツの原産国はフランスで、日本よりもペットフードの品質に対する基準・規制が厳しいです。製造工程では、レシピや製造が正しく行われているか、工程ごとに厳しい品質検査があります。また、出荷前には外部機関による衛生検査も実施しています。

グランツは猫の安全や体に配慮したキャットフードです。

5.「AIM30」と「グランツ(GRANDS)」を食べやすさで比較！

サイズや形から食べやすさを比較してみましょう。

	AIM30 室内成猫用 健康な尿路・毛玉ケア	グランツ(GRANDS) チキン&サーモン
大きさ	7mm	5mm
形	丸型	三角型

それぞれの大きさは、AIM30が7mmで、グランツが5mmです。
一般的なキャットフードの大きさは、10mmほどなので、どちらも小さめです。

小粒のサイズは、万が一、噛まずに飲み込んでしまっても、喉に詰まる心配はありません。

どちらも子猫やシニア猫でも食べやすいサイズといえます。

形による猫の好き嫌いはあまりありません。

AIM30をおすすめな人はこんな人

• 腎臓病予防のキャットフードを探している人
  AIM30は腎臓の健康をサポートする成分AIMの働きを助けるA-30が配合されています。
  腎臓病予防への効果が期待されるキャットフードです。
  
• シニア猫を飼っている人
  11歳以上用、15歳以上用、20歳以上用と細かく種類があり、低脂肪に調整されています。
  
• 猫の体重を減らしたい人
  脂質が10%と低いので、ダイエット中の猫におすすめです。

グランツ(GRANDS)をおすすめな人はこんな人

• 無添加で良質なキャットフードを与えたい人
  人工添加物、酸化防止剤などは一切使用されていません。
  また、良質なお肉のタンパク質が多く含まれているので、安全なものを食べてもらいたいと思う人におすすめです。
  
• 猫が味に飽きやすく、味に種類のあるキャットフードを探してる人
  グランツはチキン&サーモン、チキン、サーモンと3種類あるので、定期的に味を変えて、飽きさせない工夫ができます。対象はチキン&サーモンは全年齢。チキンとサーモンは、1歳から全年齢です。
  
• 穀物アレルギーを持った猫を飼っているひと人
  グランツは小麦やとうもろこし、米などの穀物を使用していない、グレインフリーのキャットフードです。

まとめ

今回はAIM30とグランツ(GRANDS)を5つの項目で比較しました。

AIM30とグランツの1番の違いは主原料です。

AIM30は、穀物が1番多く使用されています。
猫に必要なのは、動物性タンパク質です。
植物性タンパク質は、猫が消化しにくいとされている炭水化物を多く含みます。
猫への体の負担が心配です。
腎臓の健康維持のため、ミネラル値などが調節されているので、猫への健康をは配慮されているといえます。

グランツは、良質な原料にこだわった無添加のプレミアムキャットフードです。野菜や果物を多く使用し、健康維持をサポートする栄養素が豊富に含まれています。

AIM30は、コストパフォーマンスの面で有利です。
また、ペットショップなどでも購入できるので、買いやすさもあります。

グランツも通常価格は高めですが、定期購入すると、割引率があがるので、お得に購入できます。少しでも安くプレミアムフードを購入したい人におすすめです。

もちろん、健康の為に安心で安全なキャットフードをあげるのは大事です。

しかし、いくら健康に良いからといって、猫がおいしいと感じないと、ストレスのある食事になってしまいます。

今回の比較を参考に、あなたの猫ちゃんのお好みのキャットフードを見つけてあげてください。